【台風7号メーカラー】週末に波は上がるのか?四国沖へ進む予想とサーフィン影響をチェック
台風7号、メーカラー。
また来た。
またサーファーが仕事中に天気図を開くやつが来た。
しかも名前がメーカラーである。
なんだか語感だけ聞くと、南国のカフェで出てきそうな響きがある。
「本日のおすすめは、メーカラーソーダです」
と言われても、まあまあ納得できる。
だが、実際は台風である。
名前の由来は「雷の天使」。
響きは少し可愛いが、海の上ではまったく可愛くない。
今回の台風7号メーカラーは、フィリピンの東から沖縄の南、先島諸島近海、沖縄本島近海を通り、週末には四国沖へ進む予想になっている。
つまり、サーファー的にはこういうことだ。
これである。
台風7号メーカラーは、名前より中身が強い
海洋気象予測の台風データでは、台風7号メーカラーは6月23日朝の時点でフィリピンの東にあり、中心気圧は925hPa、最大風速50m/s、最大瞬間風速70m/sとなっている。
名前はメーカラー。響きはどこか柔らかい。
だが、中心気圧925hPa、最大風速50m/sという時点で、海の上ではかなり本気である。
進路としては、6月24日朝に沖縄の南、6月25日未明に沖縄の南、6月26日未明に先島諸島近海、6月27日未明に沖縄本島近海、そして6月28日未明には四国沖へ進む予想になっている。
現時点の重要ポイント
今回のメーカラーは、6月25日までのデータだけで判断するとまだ本番前。台風本体が四国沖へ近づく6月28日前後の波高・風向きが、週末サーフィン判断の本丸になる。
まずは広域の気圧配置と進路を確認
台風の波を見るときに、最初に確認したいのは「台風がどこにいるか」と「どの方向へ進むか」である。
今回はフィリピンの東から沖縄方面へ進み、その後、四国沖へ向かう予想。つまり、太平洋側のサーファーにとっては、週後半から週末にかけてかなり気になるコースである。
台風7号メーカラー周辺の気圧配置
アジア太平洋の実況天気図。台風7号の位置と、南日本へ影響しそうな広域の気圧配置を確認できます。
日本付近の48時間予想図
週後半にかけて南日本・太平洋側へどう影響が出るかを見るうえで、日本付近の予想天気図も確認しておきたいところです。
台風経路図
この進路になると、沖縄・奄美方面はもちろん、週末にかけて四国、紀伊半島、東海、伊豆、湘南、千葉方面の太平洋側でも反応が出る可能性がある。
ただし、ここで大事なのは「波が上がるか」だけではない。
台風スウェルは、波高だけで判断すると危ない。
波高、周期、風向き、風速、潮、ポイントの向き、自分のレベル。このあたりが噛み合って、ようやく「入れるかどうか」の判断になる。
サーファーが見るべきポイントは3つ
台風7号メーカラーで見るべきポイントは、ざっくり次の3つである。
- 台風がどの位置を北上するか
- うねりの向きが日本のどのエリアに届くか
- 沿岸の風がいつ合うか
波が上がるかどうかだけなら、台風が北上してくる時点でかなり気になる。
しかし、本当に大事なのは「入れる波かどうか」である。
波高だけ見て「お、上がるじゃん」と喜ぶのは早い。サーフィンで大事なのは、波高、周期、風、潮、地形、そして自分のレベル。
この全部がそれなりに噛み合って、ようやく「今日はいいかも」と言える。
台風の日は、そのうち1つでも外すと、一気に修行になる。
2つ外すと危険になる。
3つ外すと、もう帰ってラーメンを食べた方がいい。
6月25日までは「先行反応」。本番はまだ先
現時点で海洋気象予測で確度の高い波高・風向き予報は、6月25日23時JSTあたりまでと思われる。
一方で、台風7号メーカラーが四国沖へ進む予想は6月28日未明。つまり、波高データ上では、まだ週末本番のピークを断定はしない方が良さそう。
ただし、6月25日までの範囲でも、太平洋側の一部では先行反応が出始める。
| エリア | 6月25日までの見方 |
|---|---|
| 伊勢・志摩 | 6月25日朝から2m台。市後浜で午後に2m台前半。先行反応あり。 |
| 伊良湖 | 6月25日昼前後に寺沢で2m台。ただし東北東の風が強めで、まとまりは要確認。 |
| 静岡 | 6月25日昼以降、御前崎方面で2m前後。じわっと反応。 |
| 伊豆 | 6月25日午後、多々戸周辺で2m台半ば。東南東うねりで反応。 |
| 千葉南 | 6月25日午後、J’s前周辺で2m台。北東寄りの風で場所により見極め。 |
| 千葉北 | 6月25日夜、大原周辺で2m台。北〜北西寄りの風が入り、少し整う可能性。 |
| 湘南・西湘 | 6月25日夜まででは2m未満。現時点ではまだ弱い。 |
| 宮崎・四国 | 6月25日夜まででは2m未満。本命はまだ予報範囲外の可能性。 |
つまり、6月25日までの段階では、まず東海〜伊豆〜千葉方面に「先行反応」が出る形である。
ただし、これはまだ序章である。
台風本体は6月28日未明に四国沖へ進む予想になっており、週末の波がどうなるかは、次の波高・風向き予報更新を見ないと判断できない。
伊勢志摩・伊良湖・静岡・伊豆は6月25日から反応開始
現時点のデータで先に反応が見えているのは、伊勢志摩、伊良湖、静岡、伊豆方面である。
伊勢志摩は6月25日朝から2m台に入り、市後浜で午後に2m台前半。伊良湖は6月25日昼前後に寺沢で2m台。静岡は御前崎方面で2m前後。伊豆は多々戸で2m台半ばまで上がる予報になっている。
ただし、ここで「おお、もう台風波だ!」と飛びつくのは早い。
伊良湖は風がやや強めに入る時間があり、波高だけ見れば反応していても、コンディションとしてまとまるかは別問題である。
台風スウェルでは、これがよくある。
特に今回のメーカラーは、台風本体がまだ遠い段階での先行反応と、週末に近づく段階での本格反応を分けて考える必要がある。
千葉は6月25日夜に少し気になる
千葉南は6月25日午後にJ’s前周辺で2m台。千葉北は6月25日夜、大原周辺で2m台に入り、北〜北西寄りの風が入る時間もある。
千葉北はこの時間、数字だけ見ると少し気になる。
大原周辺では2m前後、東南東〜南東寄りのうねり、北〜北西寄りの風。波高だけでなく風も見ると、6月25日夜に一時的に整う可能性はある。
ただし、夜である。
暗い時間帯の無理な入水はおすすめできない。
台風接近時は、流れ、セット、地形変化、漂流物のリスクもある。見えにくい時間帯に無理をする必要はない。
千葉は反応しやすい。
しかし、反応しやすいからこそ、風とサイズと時間帯を慎重に見たい。
湘南はまだ弱い。週末判断はこれから
湘南は6月25日夜までの予報では、最大でも1m台前半。現時点では、まだ本格反応とは言いにくい。
ただし、これで「湘南は今回なし」と決めるのは早い。
台風7号メーカラーは6月28日未明に四国沖へ進む予想であり、湘南が反応するかどうかは、その後のうねりの向き、台風の速度、風向き、通過後の残りうねり次第で変わる。
湘南は毎回そうだが、台風波はタイミングが命である。
今回もそのパターンになる可能性がある。
四国・宮崎は本命前の可能性が高い
意外に見えるかもしれないが、6月25日夜までの波高予報では、四国や宮崎はまだ2m台に届いていない。
四国は宍喰で1m台後半、宮崎は木崎浜で1m台半ば。数字だけ見ると、まだ本格反応前である。
ただし、ここも重要なのは、予報範囲である。
正確な海洋予測データとして届いている波高・風向き予報は6月25日夜まで。台風本体が四国沖へ近づく6月28日前後は、まだ確定範囲外である。
つまり、四国や宮崎は「反応しない」のではなく、「本命のタイミングがまだ予報に入っていない」と見る方が自然である。
各地の最新波情報・風予報をチェック
台風スウェルは、数時間でサイズ・風・流れが変わる。気になるエリアは、入る前に必ず最新の波情報とサーフィン天気・風・波予報を確認してほしい。
台風7号メーカラーで気になるエリア
今回の記事で触れているエリアの最新情報はこちらから確認できます。
週末はどうなる?
ここが一番気になるところだと思う。
結論から言うと、現時点ではまだ断定しない方がいい。
台風7号メーカラーは、6月28日未明に四国沖へ進む予想である。進路だけを見ると、四国、紀伊半島、東海、伊豆、湘南、千葉など太平洋側の広い範囲で週末に影響が出てもおかしくない。
しかし、海洋気象予測で確度の高い波高・風向き予報は、現時点で6月25日夜まで。つまり、週末本番の波高と風はまだ断定しない方が良い。
だが、まだ決め打ちは危険。
今後の更新で見るべきなのは、6月26日以降の波高、周期、波向き、そして沿岸の風向きである。
特に、台風が四国沖へ進んだ後に、うねりがどの方向で残るか。
通過後に北寄りの風が入るのか。
湘南や千葉でサイズが出すぎるのか、ちょうど良く整うのか。
ここで週末の明暗が分かれる。
今回の記事で一番言いたいこと
台風7号メーカラーで波が上がるかどうか。
サーファーなら気になる。
それは当然だ。
ただし、今回のデータを見る限り、問題は「波が上がるか」だけではない。
でも、入れる波かどうかはまだ別問題である。
台風スウェルは普通のサイズアップとは違う。
波が上がるだけでなく、流れも強くなる。セット間隔も変わる。見た目よりパワーがある。さらに雨、雷、濁り、流木、道路状況まで関係してくる。
これは台風時には危ない。
これも台風時には古い可能性がある。
台風の波は、海に慣れている人ほど慎重に見るべきである。
まとめ:メーカラーは名前に油断してはいけない
台風7号メーカラー。
名前の響きはどこか美しい。
だが、6月23日朝時点で中心気圧925hPa、最大風速50m/sの強い台風である。
進路としては、沖縄の南、先島諸島近海、沖縄本島近海を通り、週末には四国沖へ進む予想。太平洋側のサーファーにとっては、かなり気になるコースである。
ただし、現時点の波高・風向き予報では、確認できているのは6月25日夜まで。伊勢志摩、伊良湖、静岡、伊豆、千葉では先行反応が出始めるが、週末本番の判断はまだ次回更新待ちである。
今回も大事なのは、波があるかどうかではない。
- 安全に入れる波か
- 自分のレベルに合っているか
- 風と潮のタイミングが合っているか
- サイズが上がりすぎていないか
- 雨・雷・流れ・漂流物などのリスクがないか
ここを見誤ると、楽しいはずの台風スウェルが一気に危険なものになる。
メーカラーは海の女神かもしれない。
でも、セットの本数まではたぶん調整してくれない。
迷ったら入らない。
少しでも危ないと思ったら上がる。
自分より上手い人が入っていても、自分が大丈夫とは限らない。
海は逃げない。
無理して入った人だけが、ときどき海に怒られる。
次の台風8号ヒーゴスも発生中
台風7号メーカラーの影響に続き、台風8号ヒーゴスも日本の南〜伊豆諸島近海方面へ進む予想です。メーカラーの残りうねりとヒーゴスの新しいうねりが重なる可能性もあるため、週末の太平洋側はあわせて確認しておきたいところです。
出典:SURF@REA 台風情報、SURF@REA 波高・風向き予報、気象庁台風XMLデータ、気象庁ホームページ「天気図」
※この記事はサーフィン目線で台風7号メーカラーの影響を整理したものです。海に入る判断は、必ず最新の公式情報、現地状況、ご自身の技量をもとに行ってください。
