大場レオン選手がプロ初優勝|大洗プロアマオープンで掴んだ会心の週末
プロサーファー大場レオン選手が、さわかみS.LEAGUE 26-27《S.TWO》ショートボード第1戦「第30回 茨城サーフィンクラシック 大洗プロアマオープン」で、プロ転向後初優勝をつかむまでを追った大会密着動画です。福島でテストしたPyzel Surfboards「Power Tiger」を本番へ投入し、難しい大洗の波にラウンドごとに合わせながらファイナルへ進出。優勝に加えてベストライディング賞も獲得しました。さらに大会終了後は茨城から浜松へ移動し、翌日の大会にも出場。本人が「24年間で一番濃かった」と振り返る2日間が収められています。
大場レオン選手が、プロサーファーとして長く目標にしてきた大会優勝をついに実現しました。
舞台は茨城県大洗町で開催された、さわかみS.LEAGUE 26-27《S.TWO》ショートボード第1戦「第30回 茨城サーフィンクラシック 大洗プロアマオープン」。大場選手は新しいボードを福島で試し、大会期間中も調整を重ねながら勝ち上がりました。
今回の動画は、結果だけではなく、試合前の迷い、ボード選び、会場とは別のポイントで行った朝の調整、ヒート中の波選び、優勝後の率直な言葉まで見られる内容です。
大場選手はこれまでにも大洗で開催されたJPSAやS.LEAGUEの大会へ出場してきましたが、思うような結果を残せていませんでした。
過去にはサイズが大きくなったり、海が荒れたりする大会が多く、大きな波を得意としていない大場選手にとって、大洗は簡単な会場ではありませんでした。今回も出場するか迷っていたといいます。
それでも出場を決め、大会前には湘南から福島へ移動。湘南では練習しにくいサイズのある波に入り、新しく製作したサーフボードを試してから茨城へ入りました。
試合当日の朝、大場選手は大会会場ではなく、車で約5分離れた別のポイントで練習しました。
大洗周辺は潮位による変化が大きく、潮が引くと岩が見えるほど浅くなる場所もあります。さらに大会中は最も良いピークが競技エリアになるため、混雑を避けながら身体を動かす目的で別のポイントを選びました。
波は腰から胸、セットで肩ほど。コンディション自体は良く、人も少なかった一方で、大場選手自身はライディング終盤のミスが続き、手応えを得られないまま練習を終えています。
それでもボードの反応には問題がないと判断し、本番でも同じ一本を使い続けました。
大場選手が今回使用したのは、Pyzel Surfboardsの「Power Tiger」です。以前使用していたPower Tigerと同じデータを基に製作した一本で、福島のサイズがある波でテストしてから大会へ持ち込みました。
序盤はボードの癖を完全につかめておらず、普段よりわずかにキレが足りないようにも感じたと振り返っています。それでもラウンドごとに反応を理解し、ファイナルへ進む頃には最も良い状態で乗れていました。
途中で普段のハーフカーボン仕様へ戻すことも考えましたが、PUのPower Tigerを最後まで使い続けた判断が、結果につながりました。
大会会場は、複数のうねりが重なりやすく、フェイスが乱れる難しいコンディションでした。
大場選手は当初レギュラー方向を狙っていましたが、実際にスコアを伸ばせたのはグーフィー方向の波でした。ヒートを重ねる中で、うねりが重なっていない波、フェイスが整っている波、掘れたセクションへターンを当てられる波を見極めることが重要だと判断します。
フリーサーフィンでは調子が上がらなかったものの、試合になると集中力を高め、良いライディングを連発。ラウンドを通じて1位通過を重ね、ファイナルへ進みました。
大場レオン選手が優勝したファイナルは、S.LEAGUE公式のFINAL DAY映像でも確認できます。
公式動画は「さわかみ S.LEAGUE 26-27 《S.TWO》ショートボード#1 第30回 茨城サーフィンクラシック 大洗プロアマオープン/大洗マスターズトライアル FINAL DAY」の大会映像です。
ファイナルでは、大場選手がバックサイドでスピードのあるターンを重ね、インサイドまでライディングをつなぎました。新しいボードへの適応、波の見極め、ヒート中の集中力が一つにまとまった内容です。
大場選手は大会優勝だけでなく、ベストライディング賞も獲得しました。
大会前から20分間のヒートを想定し、自分で時間を計りながら練習を続けていた大場選手。限られた時間の中で、どの波を選び、どこでスコアを作るかまで考えながら準備していました。
技術だけではなく、波を待つ時間、乗る本数、試合の流れを含めて準備したことが、初優勝とベストライディング賞につながっています。
大洗でのファイナルを終えた大場選手は、その日のうちに茨城から静岡県浜松市へ移動しました。
長い大会と移動で心身ともに疲れており、出場を見送ることも考えたといいます。それでも、大洗で勝った流れを止めたくないという気持ちから翌日の大会へ出場しました。
2日間で2つの大会に挑み、本人が「24年間で一番濃かった」と振り返る週末になりました。
