【台風27・28・29号】3つの台風で波はどうなる?7日は長周期うねりピーク、次は28号・29号
日本の周辺海域に、台風27号チョーイワン、28号ノロ、29号コグマの3つの台風が同時に存在している。
ただし、3つの台風があるからといって、3つのうねりが同時に足し算されて一気に巨大化するわけではない。
現在、日本の太平洋側で大きく反応している波は、位置・波向き・周期から見て台風27号の影響が強く混ざっていると考えやすい。
一方、28号と29号はまだ日本からかなり東に離れている。
28号:非常に強い勢力で西進中。ただし日本へ近づく途中で弱まる予想。
29号:今はまだ弱いが、週末に950hPaまで急発達する予想。次の主役候補。
今見るべき流れは「27号のピーク → 8日にサイズダウン → 28・29号から次のうねりが入るか」という順番だ。
3つの台風は、それぞれ役割が違う
今回の状況を分かりやすく整理すると、3つの台風を同列に見るべきではない。
| 台風 | 現在 | 今後の注目 |
|---|---|---|
| 27号 チョーイワン | 日本の東。950hPa、最大風速40m/s。 | 7日にかけて日本から急速に離れる。現在の長周期うねりのピークとサイズダウンを見る。 |
| 28号 ノロ | ウェーク島近海。965hPa、最大風速45m/s。 | 西へ進み南鳥島近海へ。弱まりながらも次の東うねりを送り込むか注目。 |
| 29号 コグマ | マーシャル諸島。1000hPa、最大風速18m/s。 | 西北西へ進みながら急発達。10〜11日に950hPa予想で、その後の波への影響が重要。 |
台風27号チョーイワン|現在の大波の主役
10月6日昼の台風27号チョーイワンは日本の東。
中心気圧950hPa、最大風速40m/s、最大瞬間風速60m/sで北へ進んでいる。
このあと急速に北東へ進み、7日には日本のはるか東、8日にはアリューシャン近海まで離れる予想。
つまり台風本体は離れていく。
しかし海では、台風本体より遅れて長周期のうねりが届く。
7日朝は27号の長周期うねりピーク候補
千葉・茨城・東北・西湘・四国などで、周期13〜14秒台の非常に長い波が予想されている。
波高だけでなく周期の長さに注意したい。
台風28号ノロ|非常に強い勢力で西進
台風28号ノロはウェーク島近海を西へ進んでいる。
中心気圧965hPa、最大風速45m/s、最大瞬間風速60m/s。
現在の3つの台風の中でも非常に強い。
ただし、日本沿岸からはまだかなり遠い。
| 日時 | 28号の予想 |
|---|---|
| 10/6 | ウェーク島近海。965hPa。 |
| 10/7 | ウェーク島近海を西進。975hPa。 |
| 10/8 | 南鳥島近海へ。985hPa。 |
| 10/9 | 南鳥島近海。西北西へ進む。 |
| 10/10 | 日本の東へ。北へ進路を変える予想。 |
28号は西へ近づくものの、現在よりは勢力を落とす予想。
そのため「非常に強い28号がそのまま日本へ接近する」という見方ではない。
ただし東向きの海岸では、9日以降に次の東寄りうねりが混ざる可能性を確認しておきたい。
台風29号コグマ|今は弱い。でも次に最も気になる
29号コグマは現在マーシャル諸島。
中心気圧1000hPa、最大風速18m/sで、今の段階では27号・28号ほど強くない。
しかし予想は大きく違う。
西北西へ進みながら発達し、10日から11日にかけて950hPa、最大風速45m/sまで強まる予想だ。
| 日時 | 29号の予想 |
|---|---|
| 10/6 | マーシャル諸島。1000hPa。 |
| 10/7 | ウェーク島近海。990hPa。 |
| 10/8 | ウェーク島近海。980hPa。 |
| 10/9 | 南鳥島近海。970hPa。 |
| 10/10 | 南鳥島近海。950hPa、最大風速45m/s。 |
| 10/11 | 南鳥島近海。950hPaを維持しながら北西へ。 |
29号は「これから強くなる」。
週末以降の波を考えるなら29号の方が重要になる可能性がある。
3つの台風の最新進路図
まず現在の大波へ最も関係している27号から確認する。
台風経路図
台風27号 チョーイワン
27号の最新進路を見る台風経路図
台風28号 ノロ
28号の最新進路を見る台風経路図
台風29号 コグマ
29号の最新進路を見る最新天気図|27号の後ろに28号・29号
アジア太平洋 実況天気図
日本の東へ抜ける27号、そのさらに東側を進む28号・29号との位置関係を確認できます。
24時間予想天気図
48時間予想天気図
10月6日の海|すでに27号の影響で各地サイズあり
今日の海は、すでに「これから台風波が来る」という段階ではない。
太平洋側の広い範囲でサイズアップしている。
| エリア | 6日の実波 |
|---|---|
| 千葉北 | 吉崎でカタ、セット頭〜頭オーバー。 |
| 千葉南 | 千歳で頭オーバー〜ダブル。北北東の強い風。 |
| 茨城 | 大貫周辺で頭。北北西のオフショアで良い時間も。 |
| 湘南 | 由比ヶ浜でハラ〜ムネ、たまにカタ。北北東オフショア。 |
| 西湘 | 生コン前で頭、セット頭オーバー。 |
| 伊豆 | 宇佐美でカタ、セット頭。 |
| 静岡 | 御前崎で頭オーバー〜頭半、セットダブル。 |
| 伊良湖 | ムネ〜カタ、セット頭〜頭半。 |
| 伊勢志摩 | 国府ノ浜で頭オーバー〜頭半、セットダブル。 |
| 宮崎 | 青島でムネ〜カタ、セット頭。 |
現在すでに大きい場所があります。
明日さらに長周期化する予報だからといって、今日より「良い波」になるとは限りません。セットの大きさとカレントを必ず確認してください。
10月7日(水):27号の長周期うねりピーク候補
明日7日は今回の記事で最も重要な日。
台風27号本体は日本から離れる一方、太平洋側には非常に長い周期のうねりが残る。
| エリア | 7日朝6時の予想 |
|---|---|
| 千葉北 | 3.84m・東南東・13.55秒 |
| 千葉南 | 3.92m・東南東・13.45秒 |
| 茨城 | 3.72m・東南東・13.20秒 |
| 東北 | 2.92m・南東・13.30秒 |
| 湘南 | 1.70m・南東・13.95秒 |
| 西湘 | 2.58m・東南東・14.15秒 |
| 伊豆 | 2.78m・東南東・12.10秒 |
| 静岡 | 2.78m・東南東・12.90秒 |
| 伊良湖 | 2.80m・東南東・12.90秒 |
| 伊勢志摩 | 2.56m・東南東・12.90秒 |
| 四国 | 3.08m・東南東・14.50秒 |
| 宮崎 | 2.80m・東・12.65秒 |
茨城:約3.7m・13秒台。
四国:約3.1m・14.5秒。
西湘:約2.6m・14秒台。
湘南も約1.7m・14秒近い周期。
これはかなりパワーのある海を想定すべき数字。
特に同じ波高でも、周期6〜7秒の波とはまったく別物になる。
千葉・茨城:波高3〜4m+周期13秒台
かなり大きな海になる可能性がある。
風がオフショア寄りでも、サーフィンできるサイズとは限らない。
うねりをかわすポイントを含めて判断したい。
湘南:1.7mでも周期約14秒
湘南は千葉より波高が低い。
しかし周期は13〜14秒。
セットでは数字以上に大きく感じる可能性があるため、「湘南だから小さい」と考えない方がいい。
西湘:湘南よりかなり反応
吉浜は2.58m、周期14.15秒。
湘南とのサイズ差が大きくなりそうだ。
湘南から西湘へサイズを求めて移動する場合でも、海況を確認してから向かいたい。
四国:3m超・14秒台
生見では3.08m、周期14.50秒。
長周期うねりとして非常にパワフル。
風が弱く見えても、波そのものの危険度は高い。
10月8日(木):27号の波はサイズダウン
8日は多くのエリアでサイズ・周期とも落ち着く予想。
| エリア | 8日朝6時 |
|---|---|
| 千葉北 | 2.16m・9.60秒 |
| 千葉南 | 2.30m・9.25秒 |
| 茨城 | 2.20m・10.65秒 |
| 東北 | 2.00m・11.55秒 |
| 湘南 | 0.76m・9.05秒 |
| 西湘 | 1.18m・8.55秒 |
| 伊豆 | 1.82m・8.15秒 |
| 四国 | 1.64m・9.70秒 |
| 宮崎 | 1.96m・10.35秒 |
7日よりかなり落ち着く。
ただし千葉・茨城・東北ではまだ2m前後あり、完全に小さくなるわけではない。
9日〜週末:次は28号・29号を追う
9日以降は、27号は日本から遠く離れる。
代わって見るべきなのが西へ進んでくる28号・29号。
28号は先行するが、徐々に弱まる予想
28号は9日には南鳥島近海まで西進。
10日には日本の東へ進み、北へ向きを変える予想。
勢力は現在より弱まるものの、日本との距離は縮まる。
東向きの千葉・茨城・東北などでは、新たな東寄りのうねりが混ざるか確認したい。
29号は週末に急発達
29号は28号の南側を追うように西進する。
しかもこちらは西へ進みながら発達。
10日には950hPa、最大風速45m/s。
11日も950hPaを維持したまま南鳥島近海を北西へ進む予想だ。
週末以降は29号の方をより注意して見たい。
28号は近づきながら弱まる予想なのに対し、29号は近づきながら強くなる予想。
今後の進路が西寄りになれば、小笠原・伊豆諸島、その後の本州太平洋側への影響も大きく変わる。
3つの台風の波が「合体」するのか?
ここは誤解しやすい。
台風が3個あっても、それぞれの波高を足し算するわけではない。
27号から届いた長周期うねりが弱まり始めるタイミングで、28号や29号が作った新しいうねりが入れば、複数方向・複数周期の波が重なることはある。
その場合、セット間隔が読みづらくなったり、一部のセットだけ大きくなったりすることもある。
波高だけを見て判断しない。
今回特に7日は周期13〜14秒台の場所が多く、現在よりセットのパワーが大きくなる可能性があります。波向き・周期・風・カレントを合わせて確認してください。
エリア別|今後どこを見る?
| エリア | 今後のポイント |
|---|---|
| 千葉 | 7日が27号のピーク候補。8日に落ち着き、その後28・29号の東うねりを再確認。 |
| 茨城 | 7日3m超の長周期波。8日も2m前後。次の東うねりにも敏感。 |
| 東北 | 7日に3m前後・13秒台。27号が北上するため高波に注意。 |
| 湘南 | 7日は1.7m前後だが14秒近い周期。8日はかなり落ち着く。 |
| 西湘 | 7日2.5m超+14秒台。湘南より大きく反応。 |
| 伊豆 | 7日2.8m前後。8日は1.8m前後へダウン。北東風との相性を確認。 |
| 静岡・伊良湖 | 7日2.8m前後+12秒台。8日は1m台へ落ち着く。 |
| 伊勢志摩 | 7日2.5m前後。8日は1m台。次の台風反応を待つ展開。 |
| 四国 | 7日は3m超・14秒台。強い長周期波に注意。 |
| 宮崎 | 7日2.8m前後。8日も2m前後残る。次の29号にも比較的早く反応する可能性を確認。 |
各地の最新波情報を確認
まとめ:27号の大波のあと、28号・29号が続く
現在の主役は台風27号チョーイワン。
6日の時点ですでに各地で頭〜ダブル級の波が確認され、7日朝はさらに周期13〜14秒台の長いうねりが予想されている。
8日:サイズダウン。
9日以降:28号の接近による次の東うねりを確認。
週末以降:急発達する29号が次の大きな注目。
28号は現在非常に強いが、今後は弱まりながら日本へ近づく予想。
一方、29号は現在まだ弱いものの、西へ進みながら発達し、週末には950hPaまで強まる予想となっている。
したがって「いまの波=27号」「次の変化=28号」「その次の本命候補=29号」という順番で見ると分かりやすい。
ただし海では複数のうねりや風波が混ざるため、特定の波を一つの台風だけに完全に分離することはできない。
今週は毎日、実波・波向き・周期・風と3つの台風の最新進路を合わせて確認したい。
出典:SURF@REA 台風情報、SURF@REA 最新波情報、SURF@REA 波高・風向き予報、気象庁「台風情報」「天気図」
※波高は海洋予報上の波高であり、実際のサーフポイントのフェイスサイズそのものではありません。
※海には台風27号・28号・29号から届く可能性のあるうねりに加え、既存のうねりや沿岸風による波が混在します。それぞれを完全に分離できるものではありません。
※この記事は2026年10月6日時点の情報をもとに、7〜8日の具体的な波予想と、その後の28号・29号の影響を整理しています。
